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ゴールドエンブレム

本レポートには、動作検証ムービー(動画)があります。
(詳細は末尾参照)


このパーツは、jt車(UCF20後期セルシオ)へ移設しました。
20後期セルシオ用レポートはこちら→「[20後期]BLITZ PowerMeter SJ



商品名 PowerMeter(パワーメーター)SJ
メーカー BLITZ
製品仕様
特徴 詳細
パワーとスピード
をリアルタイムに
計測・表示。
速度表示
リアルタイム/パッシングホールド/TARGET速度/ピークホールド/リミッター解除 
馬力表示
リアルタイム/パッシングホールド/TARGET馬力/ピークホールド
カウントダウン
スタート方式DASH計測。
加速TIME 0-200m,0-400m,0-1000m
速度到達TIME 0-100km/h,0-200km/h,0-300km/h,100-200km/h,200-300km/h
DASH記録表示(4メモリー)
薄型ボディー&大型液晶
ホイールスピン補正機能
1200ps対応、400km/hまで計測可能。
スピードリミッター解除機能(セルシオでは使用できません)
 
価格 標準価格 19,000円(税抜き)
購入先 ヤフオク
動機 馬力計測が面白そうだったので興味を持ちました。
本当は、PowerMeter IDIII にしようと思ったのですが、取り付けるスペースが無かったので、コンパクトな PowerMeter SJ にしました。
取り付け 自分で装着
準備品
検電テスタ 800円ぐらい? 常時/ACC電源線の判別、確認等に必要
関連HP POWER METER SJ
POWER METER i-D III
POWER METER補修パーツ 
取扱説明書、エンジンECU配線図集
その他 【PowerMeter ID III】
※PowerMeter SJとの違い
 −大型LCD
 −シャーシダイナモ計測可能(速度-馬力)
 −定価24800円(税抜き)とSJより6000円高い
 −スピードリミッター機能無し
感想(Impression)はページ末です。

写真レポートの参照順について(新しいウインドウが開きます)


写真をクリックすると拡大写真となります。


製品パッケージ


取扱説明書&車種別ECU配線図

89/10〜94/9 BT-10
とありますが、これは間違いです。
正しくは『92/8〜94/9 BT-10』です。

「BT-10」は、UCF10後期のものです。UCF10前期は残念ながら記載が有りません。

UCF10前期ECUの車速信号線は C-19(↑赤枠部分) です。



取り付け

車速信号を取り出すために、エンジンECUを引き出します。ECUは助手席の足元にあります。

矢印の位置に3つのクリップを外して、No.2アンダーカバーを取り外します

○印が、クリップが止まっていた穴です。□印はカーテシ(Curtsy)ランプ(足元灯)です。

前写真の□印部分のカーテシランプを90度ひねって取り外します。

LHロワーパッドを取り外すには、グローブコンパーメントを取り外す必要があります。□印のチェックアームキャップをスライドさせて取り外し、矢印位置の5本クリップの外します(クリップの真ん中を押して外す)

左写真の5本のクリップです。

グローブコンパーメントの上部を下げながら(内装剥がし等でこじって)、引っ張り出します(かなり力が要ります)。引き出したら、□印のグローブボックスランプのコネクタを取り外します。

グローブコンパーメントを外すと、LHロワーパッドの上部のボルト2本が顔を出します(グローブコンパーメントを外す理由はこの為だけです)。この2本ボルトを外します。

LHロワーパッド下部のボルト3本(○印)を外します。

LHロワーパッドを外したところです。LHロワーパッドの裏側に、セルシオの頭脳(中枢)、エンジンコントロールコンピュータ(エンジンECU)が張り付いています。

エンジンコントロールコンピュータ品番ラベル(実際は、上下逆です)。エンジンECUは、LHロワーパッドから外さなくても大丈夫です。

次に、
・コード配線(本体は運転席に設置)
・ACC電源、ボディアース
を取る為に、センターコンソール部をばらします。

アッパーコンソールパネルを取り外します。

アッパーコンソールパネルは、矢印の方向に引くだけで簡単に外れます。

次に、フロントアッシュリセプタクル(灰皿ユニット)を引っ張って(内装剥がしでこじる)取り外します。

フロントアッシュリセプタクルを半分引き出し、3つコネクタ(C仕様の場合)を外す。

フロントアッシュリセプタクルを取り外すと、ラジオ&エアコンコントロール部を固定している2つのボルトが見える(○印部分)

センターエアコン噴き出し口(No.2レジスター)を外します。

No.2レジスターも、矢印の方向に引っ張れば(内装剥がしでこじる)取り外せます。

No.2レジスターを半分引き出したところで、コネクタ1つを取り外します。

No.2レジスターを外すと、ラジオ&エアコンコントロール部を固定している2つのボルトが見えます。(○印部分)

ラジオ&エアコンコントロール部を固定している上下2本ずつ(計4本)のボルトを外します。

ラジオ&エアコンコントロール部を引き出します。

ラジオ&エアコンコントロール部を引き出します。

エアコンコントロール部裏面の橙色のコネクタ2つを取り外します。

PowerMeterSJ本体は、□印部に設置する事にしました。

PowerMeterSJ本体とのコードは写真のように仮配線します。

PowerMeterSJで接続するコードは4本(実際は3本)です。
赤:ACC電源
黒:ボティーアース
橙:車速信号入力
茶:車速信号出力(スピードリミッター用)
※茶は接続しません。

スピードリミッター用車速出力線は、セルシオでは使えない(不適合)ので、ビニールテープで絶縁しておきます。(□印)

デッキ裏には、一通りの電源(常時・ACC・イルミ等)が集まっているので一番電源が取りやすい個所です。
ACC電源コードを探し出し、検電テスター等で確認しておきます(IG-ONでON、IG-OFFでOFF等)。

ACC電源(エレクトタップ)、ボティーアースを取ります。(□印部分)

次に、車速信号を取り出します。エンジンECUより、22Pのコネクタを外します。

UCF10前期セルシオの車速信号は、C-19です。(詳細は前述「取扱説明書&車種別ECU配線図」参照)

カプラーを元に戻します。

コール類をまとめて、逆の手順で組上げて完成です。



完成写真・画面モード

3つのボタンは左から、
『SELECT』『DOWN』『UP』です。
写真は初期の『速度表示』

『SELECT』を押すと、『馬力』表示になります。

更に『SELECT』を押すと、『DASH計測』表示になります。

更に『SELECT』を押すと、『DASH記録』表示になります。

更に『SELECT』を押すと、『電源OFF』になります。

しばらくすると電源が切れます。電源を再投入するには、『SELECT』を押します。
 

速度表示-リアルタイム

速度表示-パッシングホールド

速度表示-ピークホールド

馬力表示-リアルタイム

馬力表示-パッシングホールド

馬力表示-ピークホールド

DASH計測-0〜200m

DASH計測-スタート前

DASH計測-スタート

馬力表示-ピークホールド

馬力表示-ピークホールド時の速度

速度表示-ピークホールド

速度表示-ピークホールド時の馬力


PowerMeter SJ動作検証ムービー(動画)
No む〜び〜名 Ver
最終更新日
時間 ファイル
サイズ
拡張子 関連
HP
Music
著作表示
作者(管理人)短評
解像度 fps
1 PowerMeter SJ[1]
V1.0
04/06/07
22秒 1.2MB .wmv
(WMV9)
  表示モードは馬力計測(パッシングホールド)です。

※計測場所はClosed Circuit
320x240 30fps
2 PowerMeter SJ[2]
V1.0
04/06/07
44秒 2.4MB .wmv
(WMV9)
 
320x240 30fps


作業時間 1時間30分
満足度 80点 ★★★★★★★★☆☆
設定 走行抵抗(CdA)補正値:+2
駆動方式:2WD
車両重量:2100kg(車体+平均乗員2人×体重+ガソリン等々)
スピードリミッター解除設定値:OFF
速度キャリブレーション設定値:40km/h
ホイールスピン監視距離設定値:OFF
バックライト輝度設定値:100
表示単位:km/h、kg、PS

※赤字はデフォルト値から変更したところ
装着した感想 PowerMeterの表示馬力理論
・車速信号から加速度を算出
・車重
・抵抗値(転がり抵抗・空気抵抗・駆動ロス)
から駆動馬力を表示します(トルクは表示は不可)。
したがってシャーシーダイナモ計測値やメーカー公表値とは異なる値になりますが、シャーシーダイナモ計測するチャンスはそうそうないので、目安馬力としては十分かと思います。

計測値もリアルタイム、パッシングホールド、ピークホールド(最大値)で表示してくれますし、ゼロヨン計測も出来ます。セルシオはゼロヨンには向きませんが、他車との体感パワーの比較にもなりますし、一人では難しいゼロヨン計測をいとも簡単に計ることが出来ます。

なかなか魅力的な製品だと思います。